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子どもの発達とは?年齢別の目安と「気になるサイン」を解説

「うちの子、他の子と比べて遅れているかも…」 「健診で様子を見ましょうと言われたけれど、このままでいいの?」

お子様の発達について不安を感じるのは、決して珍しいことではありません。特に初めてのお子様の場合、何が「普通」で何が「気になるサイン」なのか分かりにくいものです。

この記事では、子どもの発達の基本的な考え方と、年齢ごとの発達の目安、気をつけたいサインについてお伝えします。

「発達」とは何か

発達とは、子どもが成長する過程で身につけていくさまざまな力のことです。大きく分けると、以下の4つの領域があります。

【身体の発達(運動面)】 ・寝返り、ハイハイ、歩行などの粗大運動 ・スプーンを使う、ボタンをとめるなどの微細運動

【ことばの発達(言語面)】 ・喃語から単語、二語文、会話へと進む ・相手の話を理解する力も含まれる

【社会性の発達(対人関係)】 ・人に興味を持つ、目を合わせる ・友だちと遊ぶ、ルールを守る

【認知の発達(考える力)】 ・ものの名前を覚える、数を理解する ・因果関係や時間の概念を理解する

これらの力は、それぞれ独立しているのではなく、互いに関連しながら発達していきます(※1)。

年齢別の発達の目安

発達のスピードには個人差がありますが、おおよその目安を知っておくと安心です。

【0〜1歳頃】 ・首がすわる(3〜4か月頃) ・お座りができる(6〜7か月頃) ・つかまり立ち・伝い歩き(9〜11か月頃) ・「マンマ」「パパ」など意味のある言葉が出はじめる ・名前を呼ぶと振り向く ・指さしをする(12か月頃)

【1〜2歳頃】 ・ひとり歩きが安定する ・単語が増え、二語文(「ワンワン いた」など)が出はじめる ・簡単な指示が分かる(「ちょうだい」「ないない して」) ・スプーンやフォークを使いはじめる

【3〜4歳頃】 ・走る、ジャンプ、階段の上り下りが上手になる ・3〜4語文で自分の気持ちを伝えられる ・友だちと一緒に遊びはじめる ・ごっこ遊びを楽しむ ・「なんで?」「どうして?」と質問が増える

【5〜6歳頃】 ・身のまわりのことがほぼ自分でできる ・ルールのある遊びを理解して参加できる ・文字や数に興味を持つ ・相手の気持ちを考えられるようになる

これらはあくまでも目安です。1〜2か月の前後は個人差の範囲であり、心配しすぎる必要はありません(※2)。

「気になるサイン」とは

以下のような様子が見られる場合は、専門家に相談してみることをおすすめします。

【ことばに関するサイン】 ・1歳半を過ぎても意味のある言葉が出ない ・2歳を過ぎても二語文が出ない ・会話のやりとりが一方的になりやすい

【対人関係に関するサイン】 ・目が合いにくい ・名前を呼んでも振り向かないことが多い ・同年齢の子どもに興味を示さない ・ごっこ遊びをほとんどしない

【行動に関するサイン】 ・特定のものに強いこだわりがある ・予定の変更にパニックになりやすい ・同じ動きを繰り返す(くるくる回る、手をひらひらさせるなど) ・感覚に過敏さがある(特定の音や触感を極端に嫌がる)

【運動に関するサイン】 ・同年齢の子に比べて動きがぎこちない ・よく転ぶ、物にぶつかりやすい ・手先が不器用で、はさみやお箸がうまく使えない

ただし、これらのサインが見られるからといって、すぐに発達障害であるとは限りません。環境の変化や性格など、さまざまな要因が影響している場合もあります。

気になったときの相談先

お子様の発達が気になったとき、相談できる場所は複数あります。

  • 乳幼児健診(1歳6か月児健診・3歳児健診)
  • かかりつけの小児科
  • 地域の保健センター
  • 子ども発達支援センター
  • 児童発達支援事業所・放課後等デイサービス

帯広市では、帯広市保健福祉センター(帯広市東8条南13丁目1番地)で発達に関する相談を受け付けています。

大切なのは、「もう少し様子を見よう」と一人で抱え込まないことです。早期に相談することで、お子様に合った支援を早く始められる可能性が高まります。

早期支援の大切さ

脳の発達は乳幼児期に最も活発であり、この時期に適切な刺激や関わりを受けることが、その後の成長に大きく影響します(※3)。

「早期発見・早期支援」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、早い段階でお子様の特性を理解し、その子に合った関わり方をすることで、発達をより良い方向に促せるという考え方です。

早期支援には以下のようなメリットがあります。

  • お子様が「できた!」という成功体験を積みやすくなる
  • 二次的な問題(自己肯定感の低下、不登校など)を予防できる
  • 保護者様がお子様の特性を理解し、関わり方のヒントを得られる
  • 就学に向けた準備を余裕をもって進められる

おわりに

子どもの発達は一人ひとり異なります。「○歳だからこれができなければいけない」ということはありません。大切なのは、お子様の今の姿を理解し、その子のペースに合わせた関わりをすることです。

しょうとくクラブでは、児童発達支援・放課後等デイサービスを通じて、お子様一人ひとりの発達段階に合わせた支援を提供しています。学習面だけでなく、運動や社会性の発達もバランスよくサポートしています。

お子様の発達について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

参考文献

※1 厚生労働省「保育所保育指針解説」(2018年)

※2 厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」(2018年)

※3 日本小児神経学会 監修「子どもの発達障害と支援のしかた」