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ASD(自閉スペクトラム症)のお子様へのサポート|個性を伸ばす5つの方法

「言葉でのコミュニケーションが苦手で、友達ができにくい」 「こだわりが強くて、予定が変わるとパニックになる」 「感覚過敏があって、特定の音や触感を極端に嫌がる」

ASD(自閉スペクトラム症)のお子様を持つ保護者様から、よくこのような声を伺います。

ASDの特性は「困った行動」ではなく、お子様の個性です。適切な理解とサポートがあれば、その個性は素晴らしい強みになります。

この記事では、ASDのお子様への効果的なサポート方法と、しょうとくクラブでの実践的な支援内容をご紹介します。

ASDとは

**ASDの特性** ASD(自閉スペクトラム症/Autism Spectrum Disorder)は、以下の特性で特徴づけられます:

1. **社会的コミュニケーションの困難** - 言葉や非言語的なやりとりが苦手 - 相手の気持ちや意図を読み取りにくい - 会話のキャッチボールが難しい

2. **限定的・反復的な行動やこだわり** - 特定のルーティンや順序へのこだわり - 同じ行動や話題の繰り返し - 特定の興味への強い関心

3. **感覚の過敏性または鈍感性** - 音、光、触覚、味覚などへの過敏または鈍感 - 特定の刺激を極端に嫌がる、または求める

「スペクトラム」という言葉が示すように、これらの特性の現れ方は一人ひとり大きく異なります。

ASDのお子様が抱える5つの困難

【1. コミュニケーション面での困難】 - 言葉の意味を文字通りに受け取る(冗談や比喩が分からない) - 暗黙のルールが理解できない - 自分の気持ちを言葉で表現するのが苦手 - 相手の表情や声のトーンから感情を読み取れない

【2. 対人関係での困難】 - 友達の作り方が分からない - グループ活動で孤立しやすい - 一方的に話してしまい、相手が困っていることに気づかない - 距離感が掴めない

【3. 環境変化への困難】 - 予定変更や突発的な出来事でパニックになる - 新しい場所や人に強い不安を感じる - ルーティンが崩れると落ち着かない

【4. 感覚面での困難】 - 特定の音(掃除機、ドライヤーなど)が耐えられない - 服のタグや縫い目が気になって集中できない - 大勢の人がいる場所で疲れやすい - 偏食が激しい

【5. こだわりによる困難】 - 興味のあることばかり話してしまう - 特定の手順にこだわり、時間がかかる - 融通が利かず、トラブルになる

しょうとくクラブの5つのASDサポート方法

【方法1:視覚的サポートとスケジュールの構造化】

ASDのお子様は、視覚情報の方が理解しやすい傾向があります。

**しょうとくクラブの視覚的サポート** - 1日のスケジュールを絵カードや写真で提示 - 活動の手順を視覚的に示す - 場所ごとに何をする場所かを明示(学習コーナー、遊びコーナーなど) - タイマーで時間の見える化

**具体例** - 「15:00 おやつ」→おやつの写真カード - 「15:30 宿題」→机と鉛筆の写真 - 「16:00 自由時間」→遊びの写真 - 変更があるときは事前に視覚的に予告

【方法2:コミュニケーション支援】

ASDのお子様に合わせたコミュニケーション方法を使います。

**しょうとくクラブのコミュニケーション支援** - 短く・具体的・肯定的な言葉で伝える - 曖昧な表現を避け、明確に伝える - 選択肢を提示して選んでもらう - 視覚的なコミュニケーションツール(絵カード、文字カード)の活用

**具体例** - ❌「ちゃんとして」→ ⭕「椅子に座ってね」 - ❌「もうすぐ」→ ⭕「5分後」 - ❌「これかあれ、どっちがいい?」→ ⭕「赤と青、どちらにする?」(実物を見せながら)

【方法3:感覚過敏への配慮】

感覚の特性を理解し、環境を調整します。

**しょうとくクラブの感覚サポート** - 静かな個別スペースの提供(クールダウンスペース) - イヤーマフやノイズキャンセリングヘッドホンの用意 - 照明の調整(明るすぎる場所を避ける) - 感覚統合遊具の活用(トランポリン、バランスボールなど)

**具体例** - 騒がしい時間は個別ブースで過ごせる - 苦手な音がする活動は事前に予告 - 触覚過敏のお子様には無理に触らせない - 好きな感覚刺激を適度に取り入れる

【方法4:こだわりを活かした学習・活動】

こだわりを制限するのではなく、活かします。

**しょうとくクラブのこだわり活用** - 興味のあるテーマで学習(電車好き→時刻表で算数、路線図で地理) - 得意分野を深める機会の提供 - こだわりを他者と共有する場(発表会、展示) - ルーティンを尊重しつつ、柔軟性も少しずつ育てる

**具体例** - 恐竜が好き→恐竜図鑑で漢字学習、恐竜の年代で歴史学習 - プログラミングに興味→Scratchで論理的思考を育てる - 電車のダイヤに詳しい→時刻表で時間計算

【方法5:ソーシャルスキルの段階的学習】

社会性は、具体的に・段階的に・繰り返し学びます。

**しょうとくクラブのSST(ソーシャルスキルトレーニング)** - ロールプレイで具体的な場面を練習 - ソーシャルストーリー(絵本や紙芝居)で状況理解 - 少人数から始め、徐々に人数を増やす - 成功体験を積み重ねる

**具体例** - 「貸して」の言い方をロールプレイで練習 - 「友達が泣いているとき」の絵本で対応を学ぶ - 1対1の活動から始め、3人、5人と増やす - できたことを具体的に褒める

ASDの特性は「強み」になる

ASDのお子様が持つ特性は、適切な環境とサポートで大きな強みになります。

**こだわりの強さの強み** - 一つのことを深く追求できる - 専門性を高められる - 品質へのこだわりが高い

**ルールを守る力の強み** - 決められたことを正確に実行できる - 誠実で約束を守る - 公平性を重視する

**視覚的認知力の強み** - 細部まで正確に見る力がある - パターン認識が得意 - プログラミングやデザインに向いている

しょうとくワークスへの10年パイプライン

ASDのお子様の「こだわりの強さ」「視覚的認知力」「論理的思考」は、IT業界で非常に高く評価されます。

**小学生〜中学生** - プログラミングで論理的思考を育てる - 視覚的な創作活動(デザイン、動画編集)

**高校生** - Web制作で視覚的センスを活かす - データ処理で正確性を発揮

**18歳以降(しょうとくワークス)** - エンジニアとして専門性を活かす - 正確性が求められる業務で活躍

保護者様へのメッセージ

「うちの子、人とは違うから...」と不安に思う必要はありません。

ASDの特性は、お子様の個性であり、可能性です。

しょうとくクラブでは、お子様一人ひとりの特性を理解し、個性として伸ばす支援を行っています。

ご家庭でできる3つの工夫

**1. 視覚的に伝える** - 予定表をカレンダーに書いて貼る - やることリストを絵や写真で作る - 変更があるときは事前に予告

**2. 肯定的・具体的に伝える** - 「〜しないで」より「〜してね」 - 抽象的な言葉を避け、具体的に - 短い言葉で、一つずつ伝える

**3. 安心できる環境を作る** - パニックになったときのクールダウンスペース - ルーティンをできるだけ守る - 感覚過敏に配慮した環境づくり

まとめ

ASDのお子様へのサポートは、「特性を理解し、個性として伸ばす」ことが大切です。

しょうとくクラブでは、5つの方法(視覚的サポート、コミュニケーション支援、感覚配慮、こだわり活用、SST)で、お子様の可能性を最大限に引き出します。

ASDのお子様の支援について、ぜひお気軽にご相談ください。一緒にお子様の個性を大切に育てていきましょう。